紫外線治療器ナローバンドUVB
紫外線治療法「ナローバンドUVB」とは?
紫外線を照射する治療のひとつで、治りにくいとされている皮膚の病気に有効とされています。紫外線(UV)は、A・B・Cの3種類に分けられ、UVBの中でも特定の狭い範囲(ナローバンド)の紫外線を用いることから、「ナローバンドUVB」とよばれています。その有効性から、皮膚科で広く普及しています。
紫外線治療法「ナローバンドUVB」は、保険診療で受けられます
乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉腫(症)、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症に対して、保険診療が適用になります。紫外線治療法「ナローバンドUVB」 治療の流れ
紫外線治療法「ナローバンドUVB」 よくある質問Q&A
治療回数は?
週1~2回程度で、治療効果を判別できるまで治療を受けていただくと効果的です。治療間隔があいてしまうと、効果が得られにくくなりますので、医師の指示に従って治療を受けていただくことをおすすめします。
※効果のあらわれ方や治療回数は、症状やスキンタイプによって個人差があります。
※効果のあらわれ方や治療回数は、症状やスキンタイプによって個人差があります。
治療時間はどのくらいですか?
一度に照射する場合は、通常5~10分程度です。患部が体の前面と背面にあるような場合や上半身と下半身にあるような場合など、一度に治療できないときは、分けて照射します。
痛みがあったり、赤みが出たりしますか?
痛みや熱感は、ほとんどありません。適度な赤みが出るのを目安に照射しますが、数時間から数日でおさまります。反応が強くあらわれた場合、ほてりを感じたり赤みが長引いたりすることがあります。照射した部分に一致して、日焼けしたあとのように色素沈着がおこります。照射を中断すれば、徐々に症状が改復します。
副作用はありますか?
太陽の紫外線は、短時間でたくさん浴びすぎると炎症ややけど、長年浴び続けると皮膚障害を起こす可能性があることが知られています。ナローバンドUVBの紫外線も同様に考えられていますが、照射量や治療回数の上限を守って的確に行えば、有効な治療法です。